辛い肩こりもすっきり!効果的な肩こり解消法とは?

性別を問わず肩こりで悩んでいる人は多いですよね。

平成19年度の国民生活基礎調査では、男女共、自覚症状の上位ランキングに肩こりがランクインしており、今や肩こりは国民病と言っても過言ではありません。

『身体を動かすと、いたるところが痛い』
『物理的に首が回らない』
『なんだか熟睡出来ない』

こんな症状で悩んでいるなら、もしかしたら肩こりが原因かもしれません。

肩こりは病気ではありませんが、放置していると美容に悪影響を招きます。また、肩こりに隠れて大きな疾患が隠れている事もあるので、早急に対処するのがおすすめ。

日常生活を大変にする肩こり、その解消法をご紹介します!

肩こりとは?

首や肩周辺の筋肉がこわばり、倦怠感や疲労感、重さ等と痛みを伴う症状が肩こりです。首から肩、背中にかけては沢山の筋肉がありますが、中でも僧帽筋という背中の一番表面にある筋肉が中心です。

僧帽筋は、頭の後ろから両肩、みぞおちの後ろ辺りまで広がる台形の筋肉で、首と肩の間に手を置き、身体の前方で空いた手で重い物を持つと動きを確認する事が出来ます。この僧帽筋がこる事によって肩こりの嫌な症状が引き起こされます。

肩こりを放置すると

肩こりは病気ではありませんが、肩こりを放置していると美容に悪影響を与えてしまいます。放置せず、早めに解消するように心がけましょう。

肩こりが招く悪影響

顔色が悪くなる

肩こりによって血行が悪くなると毛細血管が収縮し、顔色が悪くなったり、新陳代謝が悪くなり肌トラブルを招きます。また、血流が悪くなるので疲れた顔になりやすく老け顔になる原因に。

顔のバランスが悪くなる

肩こりによって歪みが生じ、顔の左右のバランスが崩れてしまいます。

姿勢が悪くなる

肩こりを放置することで、肩甲骨が外側に開き、猫背の原因に。バランスを取る為に、骨盤が後傾く為、更に姿勢が悪くなってしまいます。

肩こりの原因とは?

肩こりは『一般的な肩こり』『病気から起こる肩こり』に分けられます。

一般的な肩こり

人間の頭は体重の10%を占めており、50kgの人なら、頭の重さは5kg程になります。5kgの重い物を常に首と背骨で支えているわけです。

首から肩へ繋がる筋肉や骨格は華奢に出来ており、西洋人に比べ頭の大きい日本人は肩がこりやすいと言われています。その為、何もしていなくても首と腰に負担が掛かりやすく、無理な姿勢や緊張によって血行が悪くなります。

血行が悪くなると、疲労がたまり筋肉が硬くなる為、肩こりとして症状が現れるのです。

筋肉が緊張する原因

長時間の同じ姿勢、姿勢が悪い(猫背・前かがみ)、運動不足、冷え
貧血、低血圧、高血圧、噛み合わせが悪い、目の使い過ぎ、ストレス等

『鞄をいつも同じ側でかける』『ピアスを片方にだけ付ける』等も身体のゆがみを引き起こし、肩こりの原因となるようです。

病気から起こる肩こり

背骨に問題がある、頸椎椎間板ヘルニア、内臓疾患、狭心症、心筋梗塞、うつ病等の病気から肩こりが起こる場合があります。これらが原因の場合は、こりをほぐしても良くなることはありません。また逆に、首のこりがうつ病を引き起こす事もありますので注意が必要です。

病気が原因の場合、肩こりが酷くなり、頭痛・腹痛、背骨の痛みが伴いますので、おかしいと思ったら医師に相談するようにしましょう。

ストレートネックとは?

最近増えているのが『スマホ首』や『ストレートネック』です。ストレートネックは、スマートフォンやタブレット、ノートPC等の使用によって、長時間前傾姿勢を続けた為、本来S字を描く首の頸椎のカーブが失われます。

このカーブがストレートになってしまうと、頭の重心が前傾になり、首の筋肉だけで頭を支える為、慢性的な肩こりを引き起こします。

ストレートネックチェック

壁を背にして気を付けの姿勢を取って下さい。この時、後頭部、肩甲骨、お尻、かかとが壁につかないとストレートネックの可能性があります。

ストレートネックによって頸椎の上部が圧迫されると、頭痛や自律神経失調症を引き起こす事があります。また、頸椎の下部が圧迫されると、手足のしびれがおきやすく、重篤になると首のヘルニアになる事もあるので注意が必要です。

この首のこりから引き起こされるうつは『頚性うつ』と呼ばれ、本来のうつ病の治療では完治しない為、早期に対処する事が大切です。

肩こりに効果的な解消法

自分で出来る肩こり解消方法をご紹介します。

ストレッチをする

長時間同じ姿勢を続けていると、血流が悪くなり筋肉が固くなってしまいます。

『ストレッチが良いのはわかっているけど、5分もかけられない』
そんな時には、オフィスでもこっそり出来る耳ストレッチがおすすめです。

耳を指でつまんで横に軽くひっぱり、深く息を吸い込みながら上や横に引っ張って下さい。息を吐く時は耳を下に引っ張ります。耳には沢山のツボがありますので、この簡単な動作だけでかなりリラックス出来ます。

血行を良くする

日頃からぬるめのお風呂にゆっくり入り、リラックスして体を温めましょう。肩こりだけでなく、うつ病予防にもなります。

また、身体を冷やす食品を避け、生姜のような身体を温める食品を食べるように心掛けましょう。身体を冷やすコーヒーは避け、身体を温める効果のある紅茶を飲むのがおすすめです。

運動

下半身の筋肉は肩こりに大きく関係しています。長時間の立ち仕事や座り仕事は、老廃物が停滞しやすく、血流が悪くなり、首や肩等のよく使う関節の凝りを招きます。散歩する、スクワットやステップ運動、寝る前に腕立て伏せを10回だけ行う等、隙間時間に運動を取り入れるようにしましょう。

姿勢を良くする

猫背は肩こりの原因となりますので、常に正しい姿勢を取るように意識しましょう。眼鏡が合わない、椅子の高さが合わない等も姿勢が悪くなる原因になりますので、身体にあった物を使うのがおすすめです。

また、寝転がり腕を立ててスマホや本を読むのは、反り腰になりやすく、首が前に傾いてしまいますので注意が必要です。

ストレートネックを改善するには?

一般の肩こりの対策を行ってもなかなか改善しないのがストレートネックです。ストレートネック対策には『タオル枕』を使いましょう。

タオル枕の作り方

①大きめのバスタオルを二つに折る
②さらに二つに折る
③端からくるくる最後まで巻き、棒状にして両端をゴムで固定する(輪ゴムでもOK)

このタオル枕を首の後ろにはめこんで5分程寝転んで下さい。

肩こり解消法についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

肩こりは、長時間の同じ姿勢やストレス、眼精疲労等が原因で引き起こされます。病気ではありませんが、放置をしていると美容に悪影響を及ぼす事もあり、生活の質を低下させてしまうので早急に解消するようにしましょう。

上記の対策を行っても、肩こりがまったく改善しない場合は大きな疾患が隠れている事もあるので注意が必要です。

肩こり解消には、血行を良くする事が効果的です。家事や仕事の合間にストレッチやスクワット等の運動を取り入れ、正しい姿勢を心掛けるようにしましょう。

『最近肩こりが酷い』と思ったら、上記の方法を試して肩こりを解消して下さいね。

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