お盆や年末年始が近づくと、友人や家族と集まる機会が増え、いつもより飲んだり食べたりしてしまいがちです。一ヶ月に一回程度なら、ダメージもすぐに回復出来ますが、それが毎日となるとダメージはどんどん蓄積されてしまいます。
なんとかしたいと思っても、なかなか目の前の誘惑には勝てないもの。
『暴飲暴食で胃腸の調子が悪い』
『ダイエットの結果が出ない』
『スッキリデトックスをしたい』
こんな人におすすめしたいのが、プチ断食というデトックス方法です。プチ断食は、言葉の通り、短い期間だけ断食をするというもののですが、その効果は絶大!
不調を感じているあなたに、プチ断食でデトックスをする方法をご紹介します。
プチ断食とは?
断食(ファスティング)は、飲食を一切行わない事です。一定の期間全ての飲食やある特定の食物を口にしない事や、医療行為としての絶食療法等を指します。
断食は宗教儀式で行われる事が多いですが、医学的に効果があると言われており、セルフケアとして世界中で行われています。プチ断食は、本格的な断食とは違い、週の半日から2日程断食を行う事によって、身体への負担を減らすデトックス方法です。
プチ断食の効果
プチ断食を行い、体内に取り入れる食料を減らす事によって、普段消化に使っているエネルギーを排泄に回す事が出来、結果腸の調子が整います。
食事を取らないからといって、目に見えて大きなダイエット効果は得られません。ですが、便秘の改善や自律神経の回復、老廃物の排出によるむくみの解消等、様々なプラスの効果が得られる為、ダイエットにも効果が見込めるのです。
アンチエイジング効果
オートファジーが働く為、細胞が生まれ変わり、若々しく健康を得られます。
便秘の改善(デトックス効果)
普段消化に回しているエネルギーを排泄に回す事で、腸の調子を整える事が出来ます。排泄力が高まる為、老廃物の排出やむくみの改善が見込めます。
免疫力UP!
プチ断食を行う事によって、内蔵疲労が回復し、結果免疫力がUPします。
現代人は食べ過ぎ?!
『1日三食バランス良く食べる』これは、私達が子供の頃から教えられて来た事ですよね。実は、最近の科学では人間は1日三食食べると、食べ過ぎで内蔵が休む事が出来ず、身体の負担になるという事が証明されています。
野菜や肉の消化には2~4時間掛かり、排泄に約20時間掛かる為、三食しっかり食べると胃腸は休みなく働き続けてしまいます。その為、暴飲暴食が続けば疲労は蓄積し、胃痛や胸焼け等の不調だけでなく、糖尿病等の成人病を招く事にもなりかねません。
暴飲暴食が続いてなんとなく調子が悪いと思ったら、プチ断食を行って、疲労してしまった内蔵を休ませてあげましょう。
空腹でオートファジーを働かせよう
プチ断食は、内蔵疲労を回復するだけでなく、オートファジーを働かせる事が出来ます。オートファジーとは、細胞内の古くなったタンパク質を新しく作り変える仕組みの事です。
人間の身体は、新しく食物が体内に入ってこないと、体内にある古いタンパク質を使って新しいタンパク質を作り出します。この時に、細胞内にあるミトコンドリアも一緒に作り変えられ、新しいミトコンドリアが多い程元気なエネルギーを得る事が出来ます。
オートファジーが働き出すまでの時間は16時間程と言われており、プチ断食は最適な方法なのです。
プチ断食のやり方
プチ断食には、いくつかの方法がありますが、最初は無理をせず、半日程度の断食から始めてみましょう。どうしても半日もたないという人には、一食断食がおすすめです。
半日断食
①プチ断食の前日は準備をする
プチ断食の前日は暴飲暴食をせず、朝昼はバランスの良い食事を心がけ、夕食は普段の半分から7割程度に食事量を控えましょう。
②夕食から17時間食べない時間を作る
前日の夕食から、17時間程時間をあけて食事をとりましょう。夕食を午後7時に取ったなら、丁度昼食で17時間経過した事になります。
③プチ断食後は消化に良い物を食べる
プチ断食が終わったら、胃腸に優しい食事を取るようにしましょう。脂っこい物を避け、和食等のさっぱりしたメニューがおすすめです。
一食断食
一食断食は、準備も必要なく、朝昼夜のどれかの食事を抜くのを5日間続けます。ポイントは食事の時間は同じ時間に取る事。無理に5日間継続する必要はないようです。
プチ断食中に摂取すると良い物
プチ断食中はカフェイン類を避け、しっかりと水分と塩分を摂取をするようにしましょう。
野菜ジュースやスムージー
野菜ジュースやスムージーはビタミンやミネラルが豊富な上、食物繊維が含まれる為、満腹感も得られます。
酵素ドリンク
体内に入ってきた食べ物を消化・吸収・代謝するには酵素が必要で、この酵素が不足すると不調を招きます。プチ断食中に酵素ドリンクを飲む事で、足りない栄養素と酵素を補う事が出来ます。
経口補水液
プチ断食中は、食事から水分が取れない為、脱水症に気を付ける必要があります。経口補水液なら、水分と塩分が同時に摂取出来るのでおすすめです。
プチ断食の注意点
プチ断食に慣れてくると、長時間行いたいと思う事があるようですが、身体への負担を考えて週に三日までにしておきましょう。また、大きな疾患(脳卒中や心筋梗塞等)や闘病中、妊娠中の場合は断食を行なわないようにしましょう。
プチ断食を行っても不調が続く場合、大きな疾患が隠れている事もありますので、医師に相談するようにして下さい。
プチ断食で効果的にデトックスする方法についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
お盆や年末年始には、家族や友人と集まる機会が増え、ついつい暴飲暴食をしてしまいますよね。
『最近胃腸の調子が悪い』と思ったら、是非試してみて欲しいのが、プチ断食です。プチ断食はそれ程難しいものではなく、最短なら一食抜くだけでOK。消化に使うエネルギーを排泄に回し、内蔵疲労を回復出来るので、是非取り入れて欲しいデトックス方法です。
不調の解消だけでなく、美容効果やダイエット効果も高いのが嬉しい!
上手にプチ断食を行って、綺麗で健康的な毎日を手に入れて下さいね。