面倒な大掃除を簡単に!失敗しない断捨離の方法とコツとは?

お盆や年末が近づくと気になりだすのが家の大掃除ですよね。

やらなければと思いつつ、ついバタバタしてしまい、結局ほとんど手につかないなんて人も多いのではないでしょうか。一年放置していた掃除をお盆や年末の数日間だけで行うのは、かなり無理があり、大量の物を右から左に動かし、結局あまり片付かないなんて事も。

そんな事にならない為に、大掃除に取り掛かるために是非行って欲しいのが、『断捨離』です。不要な物を事前に処分して、大掃除を簡単に行えるようにしておきましょう。

断捨離とは

『断捨離』は一時話題になり、TVや書籍でもよく見かけました。ヨガの行法に断行・捨行・離行(こだわりや執着を捨てるという教え)があり、断捨離はこれに対応しています。

・断:不要な物が入ってくる事を断る
・捨:手元にある不要な物を処分する
・離:執着している事や物から離れる

断捨離とただ物を捨てるのでは何が違うの?と思う方もいると思います。断捨離は本当に必要な物を見極める工程を行い、自分自身を見つめなおす事が出来る為、様々なプラスの効果が得られます。

現代社会には物が溢れていますが、本当に必要な物はそれ程多くありません。ないと思って購入したものの、引き出しに沢山買い置きがあったなんて経験ありませんか?

あれもこれも必要と欲張っても、管理出来なければ、無い物と同じです。自分に本当に必要な物を吟味し、不要な物を手放してスッキリしましょう。

断捨離の効果

断捨離を行い、自分に不要な物を手放す事には沢山のメリットがあります。

自分自身を見つめなおせる

本当に必要な物を見極める事で、自分自身を見つめなおす事が出来ます。お気に入りの物だけを手元に置けば心にゆとりが生まれます。

空間が出来る

引き出しに入るからとぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうと、結局引き出しを使わなくなったり、物を探すのに時間が掛かってしまいますよね。断捨離によって物が減ると空間に空きが出来、探し物にも時間がかかりません。

無駄使いが減る

自分が何を持っているかを把握する事で、無駄な出費を抑える事が出来ます。また、捨てる事を考えて物を購入する為、本当に必要かを考えるようになります。

イライラが減る

部屋が汚れていたり物が乱雑に置かれているのを見るだけで、ストレスを受けてしまいます。断捨離を行い部屋がスッキリすると、イライラが減り、部屋でくつろぎやすくなります。

綺麗を継続しやすくなる

捨てる事や片づける事が大変だと思うと、物を増やすのに慎重になったり、部屋を綺麗に維持しようとする意識が働くようになります。毎日気を付ける事で、日々の掃除がぐっと簡単になります。

断捨離の注意点

断捨離を行う前に、注意点やデメリットも確認しておきましょう。

収納用品を先に用意しない

整理整頓を行う前に、収納用品を購入する人も多いですよね。実はこれはNGな行為なのです。自分がどんな物をどれだけ持っているかを把握し、断捨離を行ってから収納用品を購入するようにしましょう。実際物が減ってみると、収納用品が必要なかったなんて事になりかねません。

二度と手に入らない物を捨てる時は慎重に

手に入りやすい物ならうっかり捨てても買いなおせますが、二度と手に入らない物や思い出深い物を捨てる時は慎重に。

人の物は勝手に捨てない

家族が居る場合の断捨離は、面倒でも必ず本人に確認を取ってから捨てるようにしましょう。出来ればその人の荷物を片隅にまとめておき、本人に捨てて貰うのがベスト。勝手に廃棄すると後にトラブルになる事があります。

1日で全てを終わらせようとしない

断捨離を行うと、自分が沢山の物を持っている事に驚くと思います。その物が本当に必要かどうかを判断するのは意外と大変な作業。物を溜め込みがちな人はこの作業が苦手とも言えます。1日で全てを終わらせようとせず、疲れた時には中1日挟む等の休憩を入れましょう。

ミニマリストを目指さない

断捨離にはまって何もかも捨ててしまい、ミニマリストになってしまう人も中にはいるようです。ミニマリストのような生活は合う合わないがありますし、使う度に買って捨てるのはかなり不経済。断捨離を行う前にどの程度まで物を減らしたいのかイメージしておきましょう。

粗大ゴミが出そうなら処分日を考慮する

食器棚や大きな物がゴミになりそうなら、年末前に処分方法や、粗大ゴミの回収日等をチェックしておきましょう。

断捨離をしてみよう!

断捨離を行う前に、自分である程度のルールを決めておくと断捨離に失敗しにくくなります。1つの引き出しだけ、1部屋だけ行う等の範囲や、物を捨てる基準等。使っていなくても思い出深い物や、お気に入り物を捨てる必要はありません。

一度全ての物を出し、引き出し等を掃除してから、必要な物を収めると引き出しの掃除も一度に出来ます。区分けや小分けをしたいと思ったら、一時的に、タッパーや紙袋、小さな段ボール箱等を使用し、便利だと思ったら収納用品を購入すると無駄を省けるのでおすすめです。

①断捨離する範囲を決める

引き出し一つだけ、箪笥だけ等範囲を決めておくと収拾がつきやすくなります。洋服なら、洋服だけを断捨離するようにしましょう。

②物を捨てるルールを決める

3年着る事がなかったら思い切って捨てる等、ルールを決めておきましょう。

③捨てる物を処分する場所を決める

廃棄する物をフリマに出そうとして、捨てずに長期間取っておくとなかなか物を減らす事は出来ません。売れそうな高価な物はフリマに出しても良いですが、場所を取る場合は近くのリサイクルショップに持っていくのがおすすめ。

フリマに出す手間が面倒な場合も寄付する、汚れの酷い物は潔く捨てる、掃除用のウエスとして切り刻む等、処分する方法を考えておきましょう。

④どうしても迷った時の保留箱

捨てる事に迷ったら、とりあえず、一時保留の箱を作ってそこに入れていきましょう。しばらくそこに寝かしておいてもかまいません。少し時間を置いて、本当に必要かどうかを考えてみましょう。これを保留箱に物がなくなるまで繰り返して下さい。

断捨離を成功させるコツ

実際に、断捨離を行ってみると、不用品の多さに驚く事と思います。一般家庭の場合、お祝いで頂いた食器や昔子供が書いてくれた絵や成績表等、捨てにくい物も多いですよね。

家庭で断捨離を行う場合におすすめなのが、その物の管理責任を明確にする事。捨てるかどうかは本人の判断に任せ、廃棄しない場合は場所を作りきちんと管理と掃除をしてもらいましょう。

断捨離をする際に気を付けて欲しいのが、家族の物は勝手に処分しない事です。少し前に流行った終活で何もかも捨ててしまい、生きていく気力がなくなったなんて人もいますので、本人の意思を尊重する事が大切です。

自分で捨てると決めた物は、不思議と後悔しにくいようなので、多少面倒でも確認を取るようにしましょう。

大掃除を簡単にする為の断捨離についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

最近様々な媒体で、実家の断捨離や汚部屋等、掃除関連の記事や漫画がピックアップされています。現代は物が溢れ、安く手軽に物が手に入る為、インターネット等でついつい購入してしまい、気が付けば買った物の箱だらけなんて人も多いですよね。小まめに断捨離を行う事で、年末の大掃除だけでなく、日常生活にゆとりを持つ事が出来ます。

また、趣味が多く物が多い人は、自分がきちんと把握し管理出来ているかを基準に物を持つようにしましょう。何が何処にあるか解らない、管理、掃除が出来ない時点で持ち過ぎなのです。本来物を持つ事は悪い事ではなく、生活のゆとりですが、沢山の物に囲まれて、管理する事に時間を取られ、疲れ切ってしまっては本末転倒。

お盆や年末前の大掃除が面倒だと思ったら上記を参考にして断捨離を行ってみて下さいね。

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