隙間時間を利用!人気の主婦起業と成功事例をご紹介します

子育てをしながらも働きたいと考えているママは多いですよね。ですが、子供が小さいうちはなかなかまとまった時間が取り難くいもの。

そこで、おすすめしたいのが自分の自由に出来る時間を使って起業する『主婦起業』です。起業と聞くと大きな事に感じますが、実は意外と簡単に出来てしまうのです。

『コロナ禍で仕事がなくなった』
『少しでも家計を支えたい』
『主婦起業に興味がある』

こんなママに、起業するコツと成功事例についてご紹介します!

主婦起業とは?

起業とは一般的には、新たな事業を立ち上げる事を指し、似た言葉に、創業・開業・独立等があります。2006年に新会社法が施行され、資本金が1円からでも会社を作る事が可能になりました。

加えて、株式会社なら3人必要だった取締役も1人で良くなり、取締役会等も強制的に行う必がなくなりました。

新会社法の大きなポイント

・有限会社の廃止
・資本金は1円からでOK
・取締役も1人でOK

これらの事から、会社を簡単に作る事が可能になった為、自分の自由になる時間を使い起業する『主婦起業』の人気が高まっています。

『主婦起業』は少ない資本金で行える為、コロナ禍で収入源を増やしたい場合にもおすすめです。

主婦起業の種類は?

起業をしたいと思ったら、まずはどんな起業内容があるか、色々リサーチしてみましょう。全くの初心者から専門性の高い起業を行うのはハードルが高め。自分の趣味や興味のある分野から広げていくのがおすすめです。

内容によって、起業は自宅で行い、顧客元でアドバイス等を行います。自宅でサロンを開いていた物が、規模が大きくなる事によって教室を別の場所に開設する事もあります。

人と触れ合いたいならば、サロンや講師、自宅を店舗にする事を検討しましょう。

自宅をサロンにする

自宅をサロンにして、教室を開いている主婦の事をサロネーゼと呼びます。その内容は、お菓子やパン、手芸、フラワーアレンジメント、美容、フォトグラフ等多岐にわたります。

自宅の一部をショップにする

手に職がある場合は、ネイルサロン、整体、エステ、託児所、家カフェ等があります。一般のお店よりもリーズナブルな場合が多い為、口コミ等で人気が出るようです。

インターネットショップ

実際に店舗を持たず、インターネットでショップを開きます。育児関連のグッズ、アクセサリー、小物、自分で企画した物や、セレクトした物等をショップで販売します。

講師等の教育系

主婦業の合間に勉強している事を広める為に、講師等のアドバイザーとして起業します。内容によっては、生徒に教えるシステムがすでにある場合があります。パンやお菓子の講師、アロマセラピー等。

手作り、クラフト作成販売

手芸等の手作り好きが高じて、インターネットやお店で販売します。アクセサリー、子供服、小物類等様々です。人気が出ると、本の出版や講師として教室を開く事もあります。

在宅ワーク

元々会社で仕事として行っていた事を在宅で請負います。IT技術がある場合はプログラマーやWEBデザイナー、その他カメラマンや司会等があります。

フランチャイズ

多少の資本金があるならフランチャイズがおすすめ。起業に必要なノウハウを提供してもらい、ロイヤルティ(対価)を支払います。移動販売やデリバリー、クリーニング店等がこれにあたります。

せどり

『安く仕入れて高く売る』のがせどりです。一般のお店で売られている物は、多少の差はあれど価格にそれ程違いはない為、問屋等で商品を安く買うのがおすすめです。問屋は一般では購入出来ない場合や、〇万円以上購入の場合のみという制限がつく事があります。

初心者におすすめの起業は?

IT系の知識や、特別なスキルがなくても簡単に行えるのが『せどり』です。せどりは『安く仕入れて高く売る』といたってシンプル。

必要な物は、携帯と商品、後は売れた商品を発送する時に使用する梱包材のみでOK。商品が売れれば少ない資本で利益を得る事が出来るので、初心者のママにはおすすめです。

まずは売れそうな商品を探してみましょう。身の回りの中古品でも構いませんが、中古品を入手して販売するには古物商の免許が必要になる場合があります。最初のうちは、新品の商品を安く買い販売するのがおすすめです。

商品を安く買うには

商品を安く買う為には問屋等をチェックしてみて下さい。問屋は小売りはしていない所が多いですが、中には1万円程度から販売してくれる所もあります。ただし、商品は大抵劣化しますし、保管場所も必要になりますので、商品の注文数はほどほどにしておきましょう。

商品が手に入ったら

商品が手に入ったら販売する場所を用意しましょう。自分の不用品や少量の物なら、メルカリやラクマでもOK。商品数が多いなら楽天やamazonに出品しましょう。※登録料、手数料がかかります。

まずは簡単なせどりを行ってみよう

まずはメルカリやラクマ、ヤフオク等を利用して、簡単なせどりを行ってみましょう。必要な物は、携帯と売りたい商品のみでOK。

①フリマサイトに登録する
②売りたい物をUPする
③売れるまで待つ

この簡単な3ステップのみ。売れれば、出荷して評価すれば完了です。ここで気を付けたいのが、手数料と送料。折角商品が売れても、手数料と送料を引けば赤字なんて事がないように、価格はしっかり計算しておきましょう。

メルカリやラクマ等のフリマサイトで軌道に乗ったら、楽天やamazon等に出店してみましょう。

せどりと転売の違いとは?

マスクの転売が問題になり、『転売ヤー』には悪いイメージがありますよね。一見せどりと転売には違いがないように感じますが、細かな違いがあります。

せどり

商品を仲介する事で手数料を取るのがせどりで、価格差のある物を取り扱います。

転売

限定品や入手困難な物を転売目的で購入し、高値で販売する事を指します。転売自体は違法ではありませんが、転売規制のかかっている物を販売すると不正転売の対象となりますので注意しましょう。

転売出来ない物

アーティストのコンサートやイベント等のチケット

2018年に特定興行入場券の不正転売の禁止に関する法律が成立しました。人気アーティストのコンサートチケット等を転売すると、ダフ屋行為に当たります。各都道府県の条例や、詐欺罪が適用される事もあるので注意しましょう。

古物商の免許が必要な物

中古品を販売目的で購入し、再度販売するには古物商の免許が必要になります。せどりで中古品を扱うつもりなら、古物商の免許取得を検討しましょう。

肥料

ガーデニング等で使う肥料の販売も肥料取締法に抵触する為違法です。肥料を生産し販売する為には、都道府県に届け出をする必要があり、また、購入した商品を小分けで販売する為には成分の保障票を添付する必要があるようです。

この他にも、医薬品や個人輸入した化粧品、サプリメント、偽ブランド品等は法に触れる事があるので注意が必要です。

主婦起業の成功事例は?

主婦起業の成功事例をご紹介します。

自宅で始めた研究が年商2億円

普通の主婦が、日常の中で『子供達の為に、綺麗な水がある環境にしたい』と思い、微生物の働きに注目しました。まったくの素人から始め、自宅で研究し資金の無い中、クリーニング店を開業し研究費用としました。その努力の結果、家庭用カビ取り剤を販売し成功しました。

出張ネイルサロンで月30万

元々ネイルサロンで働いていた4歳児のママが、友達に自宅でネイルを頼まれたのがきっかけで、同じくネイルの資格を持ったママと起業しました。後に託児所付きのネイルサロンを開店する程に。

この他にも、趣味で行っていた手芸品を販売していくうちに人気が出て、一つのブランドになった。子育てで苦労しているシングルマザーを支えたくて、24時間運営の託児所を作る等様々です。

趣味で行っていた事や、結婚前に行っていた仕事の延長線、人を助けたい等の信念が成功に結び付きやすいようですね。コツコツと続けるのが成功の鍵となりますので、最初上手くいかなくても諦めずトライしましょう。

主婦起業の扶養はどうなる?

外に働きに行くパートと違って、自宅で行う主婦起業で気になるのは、扶養がどうなるかですよね。

パート等で収入を得ると『給与所得者』になります。配偶者の扶養で居る為には、収入を103万以内に抑えなければいけません。これは『配偶者控除』を受ける為です。配偶者控除は、扶養者が居るという事によって、税金等を配慮してくれる制度です。

給与所得者には『給与所得控除』があります。給与所得控除は必要経費とされ、年収から計算され収入から差し引く事が出来ます。

給与所得控除は最低でも65万円となっています。

この他にも、『基礎控除』という物があり、これは全ての納税者が適応される所得控除です。
基礎控除は38万円となっています。

基礎控除:38万円 + 給与所得控除:65万円 = 103万円

この事から、103万円以内だと、妻は所得0となり、課税されず配偶者も配偶者控除を受ける事が出来ます。

この給与所得控除は、給与所得者の為の物で、主婦起業をすると『事業取得』となり受ける事は出来なくなります。事業所得は、売上から必要経費を引いて算出されます。

経費には光熱費、事務用品、通信費用等があり、これらを引いた残り金額が基礎控除の38万円以内であれば、配偶者の扶養で居る事が可能です。起業にかかった費用や、経費等はしっかりと計上しておきましょう。

主婦起業の税金は?

パートタイム等で働く場合は、源泉徴収や年末調整を会社が行ってくれるので、一般的には確定申告は不要ですが、主婦起業をした場合には確定申告が必要になります。

確定申告とは、その年の1月1日から12月31日までをひとくくりにし、収支、医療費、扶養状況等から所得を計算し、所得税額を算出する物です。確定申告には、白色確定申告と青色確定申告があります。

白色確定申告 特別控除金額:無し

おおまかな経費の計上で申請する事が出来ます。赤字処理が不可能です。

青色確定申告 特別控除金額:10万円、65万円

細かい計上が必要です。赤字処理が可能です。

白色確定申告は、収入が300万円以下なら帳簿の記入は不要となっています。所得が少ない場合は白色確定申告でOK。所得が多い場合は青色確定申告を行いましょう。

主婦起業以外の、不動産、株式等も所得として計上されます。確定申告の時期は、翌年2月16日~3月15日までの1ヶ月間なので、忘れずに所得に合わせて申告するようにしましょう。

主婦起業と成功事例についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

インターネットが発達して、主婦が収入を得る手段は格段に増えました。子供がまだ小さい場合や、子供との時間を大切にしたい場合に、主婦起業はおすすめです。勿論、お金を貰う事ですので、しっかりとした時間管理が必要になります。

収入が得られるようになったら、脱税とならないように、確定申告を行うのを忘れないで下さいね。

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