梅雨特有の憂鬱に効果的!?毎日を楽しく過ごす為に生活習慣に鬱症状対策を取り入れよう!

梅雨に入り雨や曇りが続くと、なんとなく気分が晴れませんよね。

『梅雨に入ってからイライラする事が多い』
『身体も心もすっきりしない』

こんな事で悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

低気圧や高温多湿に加え、日照時間の減る梅雨時期は、心身共に不調を訴える人が多くなります。実は、梅雨は一年の中でも『鬱』にかかりやすい時期。

鬱は誰でもかかる可能性がありますが、放っておくと症状が酷くなる事があるので早めの対処が大切です。梅雨に陥りやすい鬱症状を撃退して、楽しい毎日を送りましょう!

梅雨はなぜ憂鬱になりやすい?

人間の身体には呼吸や血液等の循環をコントロールする自律神経があります。

梅雨時期は低気圧により空気中の酸素濃度が減り、眠気や倦怠感を感じやすくなります。更に、自律神経が乱れる為代謝が落ち、血行不良やむくみ等様々な不調を引き起こします。

身体の不調に加えて、日照時間の減少によりセロトニンやメラトニンの分泌が減り、不安感を感じやすく、質の良い睡眠が得られにくくなります。

実は、不眠は鬱の9割に見られる症状で、長期にわたり質の良い睡眠が得られないと鬱になるリスクは4倍にも跳ね上がります。このように、梅雨時期は環境的に鬱になりやすい条件が整っているので特に注意が必要なのです。

6月病とは?梅雨バテとは?

GW明けに鬱病のような症状を発症するのが5月病ですが、最近では6月にも不調を訴える人が増えている為、6月病とも呼ばれています。6月病は人間関係のストレスだけでなく、梅雨時期の気候等も原因の一つとされている為注意が必要です。

5月病・6月病の正式名称は急性疾患の『適応障害』ですが、放置していると適応障害と診断された40%が5年後には慢性疾患の鬱病に移行する為、症状が現れた場合には早急に対処するようにしましょう。

ここ近年、梅雨時期によく耳にするようになったのが『梅雨バテ』です。梅雨バテは、頭痛や倦怠感等梅雨時期に起こる不調をまとめ指す言葉で、医学用語ではありません。汗を掻いても湿度が高い為汗が蒸発せず、身体の熱を逃がせません。その一方で汗は掻いているので脱水症状になりやすくなり不調が現れるようです。

このような理由から梅雨時期は、軽度の脱水症状になりやすくなりますので、こまめに水分やミネラルを摂るようにしましょう。

6月病の症状

・不眠症等の睡眠障害がある
・免疫力が低下し、風邪を引きやすい
・肩こり・頭痛・腹痛等、身体に慢性的な痛みがある
・食欲がない、もしくは過食傾向がある
・最近ずっと不安でイライラしている
・情緒が不安定
・無気力で何もやる気が起きない
・会社に行きたくない・人と会うのが億劫になっている
・めまいや動悸、耳鳴り等の症状がある

上記がいくつかあてはまるなら、早急にストレス対策をするようにしましょう。

雨と鬱の関係は?

雨の日は元気な人でもなんとなく気分が沈んでしまいますよね。低気圧による身体の不調やセロトニンの減少等、様々な事が原因で鬱症状が悪化しやすくなります。

特に、既に鬱になってしまっている場合、なにかしなければならくとも、行動にブレーキがかかる『制止』という状態に陥りやすく、外出も億劫になりがちです。

人間は日中に何もせずに過ごしてしまうと、逆に疲労を感じ、良質な睡眠が得られません。
雨だからと家にこもってしまう事で悪循環に陥ってしまいます。

6月病だけにとどまらず、鬱症状が出た場合は早急に対策をする事が大切なのです。

鬱にならない予防法は?

人間の身体を適正にコントロールしてくれる自律神経が、環境やストレス等で乱れると、様々な不調を招きます。不調に陥りやすい梅雨時期は、規則正しい生活を心がけ、心を安定させる成分のセロトニンや、睡眠を促してくれるメラトニンの分泌を促すようにしましょう。

セロトニンの分泌を促す

朝日を浴びる

セロトニンの合成には太陽の光が欠かせない為、梅雨時期は特に太陽の光を浴びるよう心掛けましょう。日が高くなってからの光ではあまり効果はなく、早朝の光を浴びると良いようです。

軽い運動をする

規則正しいリズム運動はセロトニンの分泌を促してくれます。ウォーキングやスクワット等の軽い運動を取り入れましょう。不安感や倦怠感を感じたら軽く運動をするのも効果的です。

セロトニンの材料となる食品を摂る

アミノ酸の一つであるトリプトファンはセロトニンの材料になります。肉、魚(サンマ等)、トリプトファンが多く含まれる食品を意識的に摂りましょう。バナナは、トリプトファンとアミノ酸の代謝を助けるビタミンB6が含まれているので間食におすすめです。

規則正しい生活を心がける

人間の睡眠やホルモンの分泌のリズムをコントロールしているのが体内時計です。体内時計が24.5〜25時間に対し、1日は24時間なので体内時計は自然とずれてしまいます。規則正しい生活を送り、朝日をしっかり浴びる事で体内時計をリセットする事が出来ます。

部屋の掃除をする

埃やダニ、カビ等のハウスダストは気管支喘息やアレルギー等の原因になります。アレルギーは自律神経と密接で、環境要因等のストレスによって自律神経が乱れやすくなります。こまめに部屋は掃除するようにしましょう。

身体のゆがみをとる

スマートフォン等の使い過ぎで、首や肩、背中にゆがみがあると、気圧の変化で自律神経が乱れやすいようです。長時間同じ姿勢はとらず、ストレッチ等を行い身体のゆがみを防ぐようにしましょう。

鬱症状が治らない場合は?

5月病・6月病と鬱は似通っていますが、5月病・6月病(病適応障害)は急性疾患でストレス源がはっきりしているのに対し、鬱病は慢性疾患で原因も特定困難な事が多く対処方法も違います。

二つは違うものですが、病適応障害は慢性的な鬱に発展してしまう事がある為、一時的な物と放置せず対策をとるようにしましょう。

上記の方法を試しても2週間以上憂鬱な気分が晴れない場合は、精神科や心療内科で相談するようにしましょう。人気の心療内科は飛び込みで見てくれない事もありますので、事前にネット等で下調べするのがおすすめです。

精神科や心療内科に抵抗があるなら、まずは会社の産業医や保険医に相談するのが良いでしょう。

梅雨時期の鬱症状対策についてご紹介しましたがいかがでしたか?

梅雨時期は気候も天候も不安定な為、健康な人でも不調を感じやすいですよね。GW明けの5月から梅雨が明けるまで、気候や環境の変化がストレスとなり自律神経が乱れやすくなります。

この時期は鬱症状が出やすく、また、鬱の人は症状が重くなる事があるので注意が必要です。
『憂鬱やイライラ』を感じたら、まずは軽い運動を行い、セロトニンの分泌を促すようにしましょう。セロトニンの材料であるトリプトファンを意識的に摂るのも効果的です。

上記の鬱症状対策を試して『梅雨時期の憂鬱な気分』を撃退して下さいね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

テキストのコピーはできません。