子育てや家事に追われる毎日でも、「もう一度ラケットを握りたい」という想いがふと胸をよぎることはありませんか? 学生時代や独身時代にテニスに熱中していたからこそ、慌ただしい今こそコートで汗を流し、体も心もリフレッシュしたい──そんな“再開組”の主婦のみなさんへ向け、道具選びから家族との時間のやりくり、ケガをしない体づくりまで、最新情報をギュッと凝縮。この記事が、あなたの「また始めよう!」をそっと後押しできますように。
テニスを再開したいけれど今からでも間に合う?
かつてのように全力ダッシュは難しくても、テニスの醍醐味は変わりません。近年の研究では、週3時間程度のプレーでも心疾患リスクが約半減し、平均寿命が9年以上延びる可能性が示されています。体力の衰えを感じる今だからこそ、無理のない範囲で“生涯スポーツ”として復帰する価値は十分にあります。
体力が落ちた主婦でも大丈夫?
ダブルス中心ならコートカバー範囲は半分以下。実際、テニススクールの新規入会者の4割以上が40〜50代女性というデータもあり、「久しぶり組」が主流になりつつあります。ジョギングより関節負担が少なく、インターバルトレーニング効果も得られるので、ウォーキング+テニス60分でも十分な運動量になります。
どんなラケットとシューズを選ぶべき?
最近は300 g未満の軽量フレームに振動吸収テクノロジーを搭載したモデルが主流。たとえばヨネックス「EZONE 100L 2025」やバボラ「ピュアドライブ チーム 2025」は女性再開組の定番として高評価です 。シューズは足幅表示「WIDE」や「オムニ/クレー兼用」を選ぶと、日本の公共コートでも使い回しやすく失敗がありません。


スクールとサークル、どちらが始めやすい?
スクール
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コーチの目が行き届き、フォーム修正が早い
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クラスが充実しており、主婦の空き時間に合わせやすい
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月4回で10,000〜15,000円が相場
サークル
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参加費はコート代+ボール代で1回500〜1,000円程度
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レベルがバラバラなので“和気あいあい”重視
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仲間作りやマッチ練習が目的なら最適
「基礎を学び直したい→スクール」「気軽にラリー→サークル」と使い分けると続けやすいでしょう。


ケガを防ぐストレッチとウォームアップは?
再開組が最も避けたいのが肩・肘・膝の故障。プレー前は軽いジョギング5分→動的ストレッチ10分が目安です。特に肩甲骨まわりを大きく回す「グルグル両肩回し」やチューブを使ったインナーマッスルトレーニングは、サーブでの肩痛を大幅に減らすと報告されています 。
モチベーションを保つ秘訣とは?
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3か月ごとに“ご褒美ウェア”:新作ウェアで鏡を見るたび気分アップ
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上達ログを“見える化”:スマートウォッチでラリー数・歩数を記録しグラフ化
- 目標は“体重”より“動ける時間”:30分ラリー練習→45分…と“動作目標”を設定
SNSで練習動画をシェアし合う「オンライン練習日記」も近年人気で、仲間からの“いいね”が継続エネルギーになります。
まとめ
テニスの再開は、単なる運動不足解消を超えた“ライフスタイルの再起動”。
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軽量ラケット&スクールやサークルの活用で体力に合わせて復帰
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短時間×高頻度のスケジュールで家事・育児と両立
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正しいウォームアップでケガを遠ざけ、楽しく長くプレー
「今さら…」ではなく「今だからこそ」。ラケットをもう一度握った瞬間、あの心地よいインパクトとともに、新しい自分が動き出します。
よくある質問/Q&A
Q1. 10年以上ブランクがあります。どこから始めれば?
A. まずは初心者クラスに体験参加し、基礎フォームをリセットしましょう。体力が不安なら短時間ののレッスンからで十分です。
Q2. おすすめの練習頻度は?
A. 週2回(各60〜90分)が理想。難しい場合は、ラリー練習+週1スクールでも効果が出ます。
Q3. 子どもを連れていける環境はある?
A. 託児付きスクールや親子同時レッスンを行うクラブが増えています。見学スペースが広い施設も要チェックです。
Q4. 肩や肘が痛くならないコツは?
A. ストレッチと軽量ラケットの併用が鉄則。スイングスピードよりフォームの再現性を優先しましょう。
Q5. 試合に出るまでどれくらいかかる?
A. 月2〜3回ダブルス練習を積めば、半年ほどで市民大会の初級クラスに挑戦できます。目標を決めると練習が楽しくなりますよ。