もう食べられない?!うなぎ養殖の現状とその課題

もううなぎが食べられないかも?!

土用の丑の日にはうなぎを食べる。
これは日本人なら誰もが知っている習慣ですよね。

うなぎはビタミンB1が豊富で、ミネラルを含み、肌の健康を保つ栄養素がたっぷりつまった食材です。
最近ではオシャレに食べる事が出来る為、ハマる女性も増えているとか。

日本人の食文化に密接なうなぎですが、実は食べられなくなる可能性があるのです。

そんなうなぎ養殖の現状についてご紹介します!

うなぎが絶滅危惧種?


ウナギっ! / mersy

国際自然保護連合(IUCN)が、2014年6月12日に発表した「レッドリスト」にニホンウナギを絶滅危惧種として掲載しました。

レッドリストとは、絶滅するかもしれない植物や動物が載せられたリストの事で、警告(レッド)の意味があります。
リストはカテゴリーわけされており、その危険度が示されています。

・絶滅:EX
・野生絶滅:EW
・絶滅危惧I類:CR+EN
・絶滅危惧II類:VU 
・準絶滅危惧:NT
・情報不足:DD
・絶滅のおそれのある地域個体群:LP


となっており、ニホンウナギは『絶滅する危険性が高い絶滅危惧種』に指定されています。

ではなぜ、ニホンウナギは減少してしまったのでしょうか?

乱獲

世界のうなぎの6割を消費している日本は『うなぎ大国』と呼ばれています。
うなぎの養殖も天然のうなぎの稚魚が必要な為乱獲され、世界的に減少傾向にあるようです。

環境

うなぎの稚魚は海を越えてやってきます。
原因ははっきりしていませんが、産卵場所が変わる、海流の変化等によって日本にたどり着けない稚魚が増えているようです。

水質汚染

汚れた河川では育つ事が出来ず、産卵できません。
その為、水質汚染は稚魚の数が減っている原因の1つだと言われています。

うなぎ養殖はなぜ難しい?

うなぎの養殖は簡単に説明すると、「うなぎの稚魚を捕って育てる」事です。
この稚魚の漁獲量が世界的にも減っている為、養殖が難しくなっています。

現在の養殖技術は?

現在、うなぎを完全養殖する事で大量生産する研究が行われています。

うなぎの完全養殖とは、うなぎの稚魚(シラスウナギ)を育て産卵させ、また育てる事です。
うなぎの稚魚(シラスウナギ)を卵から育てるのは大変難しく、様々な問題があります。

うなぎ完全養殖の課題は?

稚魚の成長が遅い

自然界では半年程度で稚魚に育ちますが、養殖では長いと1年ぐらいかかってしまいます。

ウナギの生体自体不明な点が多く、稚魚に最適な餌がわかっていません。

飼育環境

うなぎは広い空間でないと育たない為、20リットルの小型水槽でも数十匹ずつしか育てる事が出来ません。

受精卵の生産

うなぎは生まれた時には性別が無い為、メスを作るホルモンが必要です。
うなぎからの抽出が難しい為、サケのホルモンで代用していますが、安定していないようです。

うなぎの養殖についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

年に数回の贅沢ですが、食べられなくなってしまうとなると本当に寂しいですよね。
食卓にのぼる何気ない食品も、食べつづける事が出来なくなるかもしれません。

『うな重の絵を見ながらご飯を食べる』そんな日が来ない事を祈りましょう。

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